埼玉県行政書士会　会長挨拶

行政書士は昭和26年（1951年）に制定された行政書士法に基づく国家資格であり、全国に5万人を超える会員が活躍しています。

埼玉県行政書士会は県下に約2,600名の会員を擁し、全国5番目の規模で県内にある23の支部では、各市町村役場等において定期的に無料相談会を実施しています。

行政書士は許認可申請のプロフェッショナルであるとともに、権利義務・事実証明に関する契約書類の作成代理や遺産分割協議書の作成等も行うなど、その取り扱い業務は広範多岐に及んでおり、住民に最も身近な法律専門職（街の身近な法律家）として活動しています。

本格的なデジタル社会の到来を控え、デジタル弱者の問題が懸念されていますが、行政書士はデジタル社会においても住民に寄り添い、誰一人取り残されない社会の実現に向けて貢献してまいります。

当会は社会貢献活動に意欲的に取り組んでおり、高校や大学での「法教育授業」の実施、「空き家・所有者不明土地」問題では埼玉県への協力事業である「相続おしかけ講座」の展開等地域・行政への積極的な協力を行なっています。また、埼玉県を含む県下64全自治体と締結している「災害時における被災者支援協定」では、自然災害発生時における罹災証明書の発行援助や各種行政手続のサポート等を行う体制を整えております。

さらに、行政書士ADRセンター埼玉を運営し、「相続」「離婚」「建物賃貸借」「交通事故」分野について民間の紛争解決機関として県民の皆さまの権利擁護のために活動しています。

「街の身近な法律家」行政書士を是非ご活用ください。